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Circus Arts Therapy Caravan's　Home Page　2007〜 

Sun Catcher 〜希望の光をつかまえろ〜  を終えて 　ゴールデンウィークの最終日5月6日は、連日のぐずついた空がすっきりと晴れ渡り、まさに“サンキャッチャー日和”となりました。窓から差し込む朝陽で目を覚ました瞬間に「今日はきっと素敵なワークになる。」と確信した私です。 　会場がある桜木町へ向かう電車の中、私は緊張と期待が高まっていくのを抑えることができず、深呼吸を何度も繰り返したり、目を閉じて参加者の方々の笑顔を思い描いたりしながら、そわそわと落ち着かないまま会場入りをしました。待っていたのは仲間たちの笑顔や心温まる励ましのメール。それらに触れて、私は「大丈夫。」と力強く自分に言い聞かせることができました。 　今回のワークには10名の方がご参加くださいました。アートセラピーを体験するのが全く初めてという方から、ご自身がアートセラピストとして活躍されている方まで、男性も女性も幅広い層の方々にお集まりいただき、大変ありがたいことだと感じています。 　お互いに初対面という方も多い中、やや緊張した雰囲気でワークがスタートしました。 ウォーミングアップではご自身の中にある希望の光を色や形で表現し、自己紹介を交えながらグループ内でそれらを発表します。なんとなく照れくささや緊張感が残りますが、メインの作品づくりが始まってしばらくすると、あちらこちらで楽しげな会話が聞こえてきたり、目を輝かせて作品づくりに没頭する姿が見られたりして、それぞれのやり方でこのワークを楽しんでいただいているのが伝わってきました。参加者の皆さんの豊かな発想のもとに、自由で生き生きとした作品が次々と創り出されていく光景を見ているうちに、思わず私も立場を忘れて作品づくりを始めたくなってきたほどです。 　出来上がった作品は、同じサンキャッチャーと言えども、形も印象も実に様々で、ネイティヴアメリカンのダンススティックを思わせるようなもの、ドリームキャッチャーのようなもの、箱型のもの、キャンドルホルダーのようなものなど、どれもこれも皆さんの個性が現れた素敵な作品ばかりでした。 　それもそのはず。最初のウォーミングアップで描いた希望の光のイメージそのものが、お一人お一人違っているからです。人によって「希望の光」とは、力強い真夏の太陽のようだったり、ろうそくのほのかな優しさだったり、雨上がりの虹のようにカラフルだったり、それぞれに感じ方が異なります。しかし、たとえ感じ方が異なっても、それはその人にとってかけがえのない「希望の光」として、人生の様々な局面において助けになったり励みになったりすることに変わりはない、そう私は信じています。 　 今回のこの「Sun Catcher 〜希望の光をつかまえろ〜」というワークを通して私は、皆さんが自分の中にある希望の光の存在を感じ、必要な時にいつでも自在に且つアクティブに希望の光を捕らえていく体験をしていただけたら素敵だなと思い、仲間たちの力を借りてこのプログラムを考えました。 　参加してくださった皆さまの生き生きと輝いた表情や作品に触れることができたので、またいつかこのワークをどこかでやってみたいなと考えています。 　最後に、貴重な連休のお時間を私たちCATC主催のアートセラピーワークでお過ごしいただいた皆さまに、この場をお借りして心から厚く御礼申し上げます。またお目にかかる日がありますように。ありがとうございました。 アムサレム　希